看護師の面接には、看護師ならではの質問をされることが多いです。準備せずに面接を受けてしまうと上手に答えられず、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
そこで本記事では、看護師ならではの質問と回答例について解説していきます。
看護師ならではの質問は下記です。
それぞれの質問に対する回答例を紹介します。「絶対に紹介したとおりに答えろ」というものではありません。紹介した例を参考にして、自分に適した形で回答してください。
看護観とは、「看護師としての信念」のことです。自分なりの信念を答える方法もありますが、よりよいのは面接を受ける病院の理念や方針とマッチした形で看護観を伝える方法です。
私は、患者様が安心・信頼できる存在であることが看護師として大切だと考えます。看護師として患者様の様子に気を配り異変を察知することは重要です。しかし、患者様の中には「辛い」と感じても、我慢してしまう方もおられます。その際に、我慢するのではなく相談できる存在になれれば、患者様の苦痛を少しでも軽減できると考えます。私は、そのような看護師になれるよう努めています。
インシデントとは、「確認不足や情報の伝達不足によって起こる事故」のことです。人間ですから、どれだけ気を付けても事故は発生してしまいます。つまり、病院側が本当に聞きたいことは、「インシデントの有無」ではなく、「どう対処したか」または「どう予防したか」であることが多いです。
認知症を持つ患者様の看護を担当した際、少し目を離したときに病室を出てしまい、所在不明になってしまったことがありました。幸い院内で迷っていらっしゃる患者様を見つけられたため、大事には至りませんでした。この経験で私は、認知症に対する理解を欠いていたことを痛感しました。以降は、専門的な知識と看護技術を向上しなければと考え、積極的に勉強会やセミナーに参加して自己研鑽を行ってきました。
本記事で紹介した質問以外にも、たとえば「勤務中に家族の病気を伝えられた際、どのように対処しますか?」などのような看護師ならではの質問が多くあります。
どのような質問をされても質の高い回答ができるように準備しておきましょう。可能であれば、すでに働かれている看護師に「どのような質問を受けたか」を聞いておくと、準備しやすくなります。
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